バガヴァン
ヒンディ語とサンスクリット語のバガヴァン(Bhagavan,Bhagwan ,Bhagawan) の、
ヴァン(gyan)は知識を表し、バガ(bhagwa)はオレンジの光におおわれた者という意味で、このようにバガヴァンはヴァン(知識)をまとう者という意味です。
ヒンズー教では、バガヴァンという言葉は超越したもの、
または絶対的な真実を示す事がありますが、
超越したものに特に関連した人格を持ったもの(人格を持った神)として示されます。
バガヴァンに表されたこの人格の特徴は、
ブラフマン(「至高の魂」や「魂」)のような他の似通った言葉と違い、
この点において、
バガヴァンはキリスト教徒の神の概念と多くの点において類似しています。
ヒンズー教において、バガヴァンという言葉はまた象徴的な意味もあります。
その語は、地、水、火、風、空の五元素を含んでいます。
‘Bh’ はBhoomi (地)
`G`はGagan (空)
‘V’ はVayu(風)
‘A’ はAgni (火)
‘N’ は Neer (水)
バガヴァンは崇拝の称号として使われ、バガヴァン・クリシュナ(クリシュナ神)、
バガヴァン・シヴァ(シヴァ神)、バガヴァン・スワミナラヤン(ナラヤナ神)など、
というようによく「神」と訳されます。
仏教とジャイナ教では、ゴータマ仏陀やマハヴィラ他、
数々のジャイナ教の祖師、仏、菩薩もまたこの称号で崇拝されています。
インドでは、この称号はまた現代の霊性修行の師を尊敬の念で呼ぶ場合にも使われます。
Paramahamsa Mahavatar Sri Swami Kulum